旅から繋がる人生の糸

痴漢や一方的な障害はさておき、一人で旅をしていればその分出会いも多い。
日本国籍の女性が一人でならばなおさらかもしれない。

日本国外へでて旅をすれば必然的に日本人旅行者になり、日本というのが外からどういう目で見られているかも少なからず知ることになる。
特にアジアの男性で日本へ行きたい、日本のビザが欲しい(これは欧米や韓国などに対しても同じ)人はたくさんいる、日本で働けば一家まとめて養える、勉強ができる、同じ仕事量でも賃金は言うまでもなく跳ね上がる。

彼らにしかわからない外への憧れと現実的な可能性は確かにあるのだろう。
だからこそ女性を通じて、という考えに落ちるのもわかりやすい話。恋というのは瞬間的に幸福で盲目で厄介なもの。

アジアに行けば必ずと言うほど現地の人と結婚をして暮らしている日本人妻がいる(それに比べて日本人男性が外国人の奥さんを連れているケースは少ない)。
おかげでこれまで色んな人に出会ってきた。
第三者から見て大丈夫?という感じの人やこの人はどの国の人と結婚しても変わらないだろうな、と思える人もいたし実際日本に呼んでお金を渡したら消えたという話も聞いている。

一度はネパールで普段は日本で暮らしているネパール人の旦那さんと子供を持つ日本人女性と宿が一緒で、休暇という形で少しばかり滞在しているとのことだったけど、そこの宿の庭は素敵にガーデニングされていて、小さな子供がのびのび遊んで周りの大人にも可愛がられて私はよく外で洗濯していると遊んでとせがまれたけれど、健全でいい時間だった。
日本の都会で暮らしている子供にもこんなところで遊ばしてあげたい、と思わずにはいられない。
そこは宿をでれば湖が広がりまわりはとうもろこし畑や他の穀物を牛を使いながら耕しているようなところで、私達の誰もが懐かしいと思いトトロの主題歌を口づさんでしまうようなところなのだ。

自分が都会育ちなだけにこんなのどかなところで育った人と一緒になるのも素敵、なんて思ってしまう。
きっと実際に結婚して子供が出来て、となると育った環境、文化、食事、言語、等々乗り越えなければならないハードルがあることは間違いないけれど、旅先で出会った人と結ばれてそこから新しい道が開けるというのも人の物語の多様さを思わせる。
旅を考えて想像した挙句に出発しなかったのならこうゆう展開にはならない。
今日誰と出会うのかわからない。
そして一人の人間と出会う事が人生を大きく変えることもある。旅先で見かけた国際結婚はそんなことを思わせてくれる。