インドでヨガをしてきました!体験記

インドに行きたい、熱に浮かされたようにその想いが私を支配するようになったきっかけの一つにヨガをかじりだしていたという根拠があった。

その頃はちょうど日本も世界的にもヨガが空前のブームになっていたわけで(自分もその流れにのったというわけ)形から、というか場の雰囲気に弱い自分はどうせなら本場の空気を吸いながらやってみたいという憧れを抱いていた。

流行というのはどこから湧いてくるのかはわからないけど、一時的ではあれある意味その時の人々のニーズなのではないかとも思う。
忙しい暮らしでカチカチに固まった身体と心をほぐし自分を見つめるツールとなっているヨガは、実はとてもとても奥が深くて私のように入り込みやすい質はあまり深入りせずうまく付き合っていくのが一番だと後で思い知るわけだけど、とにかくインドではいたるところでヨガができる。

私はアシュタンガヨガがの本拠地、南インドのマイソールに行ってみたいとも思ったがそこは自分には本格的だったため、北インドのガンジス河上流のリシケシへと向かった。

そこはヒマラヤへと繋がる穏やかな隆起のはじまるあたり、川沿いの小さな町。
ヨガの聖地だけあってヨガのクラスを受けながら滞在しやすいようになっている。

こちらでは日本で言う道場にあたる宗教施設が数多くあって、そこに寝泊まりしながらクラスをとったりプログラムに従っていく。
私は気まぐれにあちこちでヨガをしに行ってたけど、夕方、ヒンドゥー寺院の鐘の音を聞き、ガンガー(ガンジス河)の流れを感じながらとるヨガの時間は言葉にはしがたい。

自分をとりまくものから離れて別の空間の世界へいざなうようで、あの情景は今も私の身体に染み込んでいる。
正直、そこはかつてビートルズも滞在していたアシュラムもある場で、当時の欧米の若者たちが一気に押し寄せて以来、神聖さを求めて俗人が集まるという皮肉的な場とも化していたようにも思えるけど、やはり自分がひたむきにヨガに集中できるならば価値ある土地である。

道端ではババと呼ばれる遊行者のサドゥーがたむろしたりご飯をつくったりぷかぷかと一服したりしている。そこを通ると「ハリオーム」と神聖な挨拶を投げかけてくれる。ここではたとえヨガをしなくたって充分その空気に酔って楽しむこともできる。あそこへ行くと不思議な感覚に包まれたり、大きな発見があったり、厄介な人間に出会ったり、見えない存在の力と言いたくなってしまうこともあるけど、あまりに急速的で物質社会の暮らしに浸っている私たちにはいい刺激になることは間違いないと思うので気が向いた人には是非と言ってあげたい。